焼香のやり方を解説、動画でチェック

葬儀に参列するとお焼香をすることが通例ですが、何故お焼香をするのか、どの様にするのかなど疑問に思うことも沢山ありますよね。そんな疑問に対して詳細にお答えしてまいります。

基本的に焼香を行うのは仏教の葬儀です、日本での葬儀の多くが仏教で葬儀が営まれています。仏教とは、インドで生まれたお釈迦様の悟りにより始まった宗教です。

印度から中国・朝鮮(百済)そして日本に伝授された教養文化で、国を治める手段として、仏教を取り入れたのです。

仏教には様々な解釈がございます。

(発症した印度よりむしろ、中国での儒教的思想と絡み合い、生まれた風習ともいえます。)

仏への供養として『明かり・香・匂い』3つの供養。燈明(蝋燭)・香木(伽羅・沈香・白檀)・花(シキミ)

仏への供養の3つの内、1つの供養が香を焚くことです。

香木は亜熱帯地域の亜熱帯雨林に生息する樹木で、数千年の時を経て発見されたもので、その価値は金やダイヤにも匹敵するものでした。

この高価な香木で、薫りの供養を仏様にお供えするそんな伝統です。

日本では、煙のよく出る、安価な杉の葉を乾燥させた線香が庶民の間に普及したのです。

ですから現代でも、正式な香として抹香が取り入れられ、線香は略式なものとしています。

お焼香の作法

 

お焼香には順番があります。はじめはご導師に続いて喪主様から遺族・親族と血縁の深い方から順次進めていきます。

通常は焼香台に進み出てのお焼香となりますが、式場の都合で回し焼香で執り行う場合もございます。

葬儀アドバイザー 佐々木葬儀アドバイザー 佐々木

葬儀はどんな宗教で行われても、参列した場合、あなたの宗派の形式で焼香します。
但ししきたりが違い過ぎる宗教の場合、常識的な作法で行いましょう。

例えば仏教その時、あなたが神道だからと言って柏手を打つことや、キリスト教の場合十字を切ることなどです。また、同じ宗派でもお寺ごとに、しきたりが違うことも多いんですよ

一般的な焼香として念珠は左手に持ち、右手3本の(親・人差し・中)指で香をつまみ、押しいただき、香炉の炭に静かに散らします。これを1回か3回行います。

喪主・遺族様は焼香に進むにあたり、故人様に一礼して焼香をします。

焼香が済みましたら、両側の会葬者様・後方の参列者様に軽い会釈をして席にお戻りいただきます。

参列した人の焼香の流れ。

  1. 故人に深く一礼します。
  2. 焼香を行います。焼香がお済になりましたら
  3. 喪主様に軽く一礼します。(祭壇に向かって右側)
  4. ご親族に軽く一礼します。(祭壇に向かって左側)

※喪主様・遺族様は祭壇に向い右側に着座されています。左側には、ご親族代表・親族様が着座しています。

焼香時に喪主様・親族様にお話しかけることは決してしないで下さい。また声を出して題目・念仏を唱えてはいけません。あくまで心の中で唱えましょう。

葬儀は故人のご冥福を心よりお祈りする場です。むやみな話しかけは迷惑であり非常識です。

正式な香の上げ方は香を焚く事です、通夜式・告別式で時間前や閉式後での焼香は略式のお線香での合掌となります、式中以外はお線香で祈念いたしましょう。

動画で焼香の流れを確認しましょう

お葬儀に参列する意味は、故人様へ哀悼の意を示すためでございます。故に焼香に際しましては、先ず故人様に深く一礼してから、お焼香を行う。

お焼香がお済になりましてから、遺族・親族様に一礼してから、後方にお下がり頂きます。

参考ビデをでは、参列者に挨拶してから焼香に進んでおりますが、正式には故人様への挨拶が最初です。

最近では、遺族様に挨拶されてから、故人様に向きあう方が多くなり、決して間違いとは言えなくなっておりますが、出来れば正式な方法で行いたいですね。

各宗派のお焼香回数の参考例

宗派焼香方法線香
臨済宗1回焼香1本立てる
真言宗額におしいただき、3回焼香ばらばらに離して3本
天台宗定めなし
浄土宗定めなし
浄土真宗額におしいただかず、1回焼香1本を2つに折り寝かせる
曹洞宗2回焼香。1回押しいただき、2回おしいただかない1本立てる
日蓮宗額におしいただき、1回または3回焼香
日蓮正宗額におしいただき、3回焼香3本寝かせる
葬儀アドバイザー 佐々木葬儀アドバイザー 佐々木

今の時代、宗派別に焼香をこだわる人はいませんし、詳しい人もいません。
心を込めて焼香に臨めば何の問題もありません。

お焼香の回数に関しての意味は、各宗派口伝が多いようです。焼香の回数にこだわりを持つ必要はないようですので、ご自身の納得する回数で臨みましょう。

但し3回焼香が一般的で、会葬者が多数の場合1回焼香を促されることが多いようです。

香を焚く意義

香とは香木の事で、東南アジア原産の白檀・沈香・伽羅などが有名です。

香木を削った木片もくへんのため、炭を焚いた上に散らさねば香を焚くことはできません。日本に伝わったのは仏教伝来と同時期の飛鳥時代と考えられます。

仏教では最高の供養として(燈明の明かり・花の香り・香の香り)を仏に奉呈することが大事とされています。

やり方に関しては、各宗旨により考え方が異なりますが、香で供養する姿勢が一番大事な事です。ご葬家の宗旨にこだわらずに香を供養すればよいのです。

焼香のやり方は貴方の宗派により行うことが正式とされていますので、基本的な作法で焼香いたしましょう。